先日は、追手門学院大学基礎教育課程で2日間講義をさせていただきました。
外国からの留学生のみなさんに、日本的な話し合いの仕方やチームワークの大切さを紹介しました。
ファシリテーションという技法を使いながら大切なことをファシリテーターの私とみんなで発見し、学んでいきました。
学生相手の場合はワイワイガヤガヤ楽しく学ぶのが私のやり方です。
今回も楽しませていただきました。
出来の良いチームにはチョコが授与されます(笑)
留学生のみなさんに提出してもらったレポートには
すごく印象に残る講義だった。
話し合うことで自分の想像していない結果が出ることに驚いた。
大学の知識は社会で役に立つかわからないけど今日の講義は必ず役に立ちます。
など嬉しい評価をいただきました。
次は秋に、違う大学で登壇させていただけそうです。 頑張って勉強します^_^
(ここからは専門的なお話になります。ファシリテーターとしての講義の進め方、ファシリテーションについてのお話を繰り返し聞かれるので補足的に書いておきます。)
初日は、会社などで使われる人材育成のゲームをしながらチームワークや学生と社会人の違いを考えてもらいました。
ゲームを繰り返しながら、
チームでの役割
学生時代と社会に出た時の違い
社会性を持つ大切さ
相手に対する態度というものが成果と同じくらい大切なんだよ
ということを学んでもらいました。
初めて受ける講義のやり方なので留学生のみなさんは最初は戸惑いがありましたが中盤から笑顔や笑い声が出て、深い話し合いの中で意見の交換が生まれました。
最後は来週も楽しみ!と言って帰っていきました。
2日目は、自分の感情と相手の感情をどう扱うか、をファシリテーション的に成果の出る話し合いのやり方を提案して話し合ってもらいました。
穏やかな議論を目指しルールを設定します。 自分の考えだけでなく、複数の意見を取り入れやすいルール設定が大切です。
4人グループで話し合いを深めます。
最初は授業の一環だったのが、深い話し合いに移行するグループも生まれてきました。 時間も押していたのですが学生の方からもう一回話し合いをしたいとリクエストが出るほど盛り上がりました。
そして2日間をかけて話し合い共有します。共有したことはチームに対する自分の役割です。
最後はしっかりした話し合いが出来たと思います。
【ファシリテーターって何をする人なの?】
学校というのは教師や資料から知識を学びます。
我々、ファシリテーターは違った視点です。 資料でなく体験を提供します。
今の体験から何を学べますか?と問いかけます。
自分の中の気づきを増やしてもらい、出てきた意見を参加者全員で話し合います。
正しいやり方や答えを教えるのではなく、何を学ぶべきなのかどう学べばいいのか、を体験の中から引き出していきます。
教師とファシリテーター、どちらが正しいというわけではなく現代の教育現場では使い分けが大切になってきています。
そして、記憶だけに頼るのではなく価値観や判断をする課程を成長させる教育が必要になってきています。
こんな講義やセミナーをあちこちでさせていただいています。 ご興味のある方はぜひお尋ねください。
子どもたち、学生、社会人、企業向けのご依頼も大歓迎です。