圧迫骨折
年齢が高くなるとちょっとしたことで背骨を傷つけてしまいます。
少し転んだけで圧迫骨折は起こります。
大半の方は骨が固まれば問題ないのですが、ごく稀に痛みの取れない方がいらっしゃいます。
骨の固まり具合はレントゲンで確認できるのですが痛いだけが取れない。
病院では、もう治っているはずと治療も終了されてしまいます。
当院で、実際に診させていただいた方でも数年経っても激痛が出る、外出どころか台所にも立てない。などなかなか厳しい症状と付き合っている方が多数おられます。
今回、施術させていただいた方も数年前の圧迫骨折の痛みが取れず歩くのもままならない状況で来院されました。
歩く姿もフラフラ危なっかしく、70代前半とは思えないザ・おばあちゃんという感じでした。 (うちでは70代はお年寄り扱いしません。まだまだ頑張ってもらいます笑)
遠方の患者さんでしたのでどうやって来られるのか心配になる歩き方でした。
圧迫骨折の痛みが取れない理由にはいくつかのケースがあるのですが多くの場合は骨折部分を触らずに解決できます。
というのも背骨というものは最初から潰れても神経や血管に影響が出ないように上手に潰れるように最初から計算されています。不思議なのですがそういうものなのです。
では、何が原因なのか。
少し想像力を働かして読んでくださいね。 骨という硬いものが圧迫されて骨折しています。
その圧迫の最中、他の部分は大丈夫でしょうか? グーっと圧迫されて様々な部分でショックを吸収しようとしたのですが吸収しきれず背骨に圧迫が集中して折れてしまった、という流れなのです。
つまり、背骨以外の部分も限界にさらされているわけです。
原因はその時に限界を超えたところ、なんですね。
今回のザ・おばあちゃんも背中の11番を圧迫骨折されていましたが、歩けない原因は左の骨盤から股関節への体重の乗り方でした。
そして、圧迫骨折の痛みをかばうために左足首の接地を変化させていました。
この二つを調整すると2回目から本人も分かるくらい体調がよくなり、4回目あたりから歩くスピードもどんどん早くなりました。
(骨折の箇所、ここはほとんど触る必要はありません。)
先日、11回目の施術をさせていただきました。
患者さん曰く、 「1時間歩けるようになりました。先生に言われたように途中で休憩を入れるようにしています。休憩中はスクワットをしています。」
「…うん、それは休憩じゃないですよね〜(笑)」
途中で休憩してね、とお願いしたのですが立ち止まってスクワットをしていたそうです。
まあ、そのくらい良くなったってことですよね、と2人で大笑いしました。
こんな姿勢の圧迫骨折でも改善の可能性が充分にあります。
歩行分析は歩ける未来を創ります。
南茨木徒歩3分 たくみ整骨院
歩行分析についての詳しい情報は http://www.takumi-seikotsuin.com/hokou/
患者さんとの時間を大切にするため完全予約制でお願いしております。
圧迫骨折のお悩みはぜひお電話でご相談ください。
072-623-8991